管理者・病院長ご挨拶

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 有田市立病院は有田市の要請を受けて地域医療振興協会が運営する公設民営の医療施設です。有田医療圏1市3町の救急医療や災害医療、感染症対応等に対して中心的役割を担う責務を果たしながら、地域の皆さんが必要とする二次医療を、将来にわたって継続的に提供することが私たちの使命です。医療サービスには、主にクリニックの先生にかかりつけ医として担当して頂いている一次医療、入院治療に対応する二次医療、高度な手術や専門的な技術、集学的管理を要する三次医療があります。有田医療圏は和歌山県立医大附属病院や日赤和歌山医療センターを擁する和歌山医療圏に隣接しており、和歌山市内や海南地域の病院にも多くの患者さんが受診しています。これらの病院や地域のクリニックと連携しながら、有田市立病院は、この地域に必要とされる医療サービスを過不足なく提供することにより、地域で生活するすべての人々の安心の拠り所になるよう努めています。
                                          令和7年8月1日   管理者 加 藤 正 哉

 


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                                         令和7年8月1日     副管理者 島  幸 宏

 


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このたび8月より有田市立病院に就職し病院長を拝命いたしました。自治医科大学を卒業し、和歌山県で医療に携わって41年が経ちました。高野町立高野山病院(現高野山総合診療所)、大塔村へき地直営診療所(現田辺市)での地域医療を経て、日本赤十字社和歌山医療センター救命救急センターで23年余り救急・集中治療に携わり、その後白浜はまゆう病院で再び地域医療に携わりました。地域の皆さんや医療スタッフからそれぞれ受けたご恩はとても言葉で表すことができません。私はこの41年間に自分が受けた恩を、この有田市でお返しできるチャンスをいただいたのだと思っています。

2020年から長期にわたった新型コロナウイルス感染のため、現在全国で多くの病院が経営に困難を来していて、当院もその例に漏れません。今この難局を乗り切るためには地域全体で医療を考える必要があり、病院の役割をより明確にしなければなりません。当院は以前より加藤管理者、島副管理者のもと多くの知識と知恵を傾けて工夫を重ねておりますが、私はその中に入り役割の一端を果たしたいと思います。

体力的なパフォーマンスは年齢相応に低下していますが、積み重ねてきた経験や知識は年が経つとともに増えています。病院での私の仕事は、これらを活かして自分のできることをできる限り尽くすことです。それが少しでもこの地の皆様方のお役に立てるなら、これほど嬉しいことはありません。これからどうぞよろしくお願いいたします。

                                         令和7年8月1日     病院長 辻 本 登志英