放射線室

 放射線室では、一般撮影、乳房撮影、X線TV撮影、CT、MRI、骨塩定量装置の画像診断検査の業務を行っています。また、放射線機器もデジタル化され画像もデジタル情報として保存されています。

検査内容

一般撮影

写真:一般撮影装置 撮影室にて頭部・胸部・腹部・脊椎・四肢などを撮影するほか、病室でポータブル撮影も行います。

乳房撮影

写真:乳房撮影装置 乳房は柔らかい組織で出来ているため専用の装置を使って撮影します。小さな腫瘤や石灰化の描出に優れているため早期乳ガンの発見に役立っています。

X線TV撮影

写真:X線TV撮影装置 バリウムやヨード造影剤を用いて食道・胃・小腸・大腸・肝臓・腎臓・膀胱などを透視・撮影します。また、内視鏡を用いて検査・治療をすることもあります。

CT

写真:CT装置 多機能CTで得られた3次元データから、病変のわかりやすい画像を作成する装置です。撮影時間わずか約7秒、しかも0.5㎜の薄さで心臓全体を3次元で鮮明に描きます。また、心臓検査以外でも短い撮影時間により、患者様への負担が大幅に軽減されます。

MRI

写真:CT装置 MRIは磁場と電波とコンピュータで断層画像を作ります。MRIは大きな磁石による”強い磁場”とFMラジオに使われているような”電波”を使って画像を得ます。ですからMRIは放射線による被曝がなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができると言われています。初期の脳梗塞や脳動脈瘤などの脳疾患、椎間板ヘルニアや靭帯断裂などの軟部組織、癌などの悪性腫瘍、さらには心臓まで幅広く撮影し描出が可能です。

骨塩定量装置

写真:骨塩定量装置 腰椎、股関節に対応した精密な骨密度を測定し、骨粗しょう症や治療効果の判定に用いられます。

PACS

写真:PACS装置 PACSとは画像保存通信システムのことで、医用画像情報を記録・管理し配信する装置です。PACS装置はフィルムを使用せず、撮影終了後数秒で画像を見ることが可能で、迅速な画像診断が可能となります。また、過去画像と比較するために、PACS装置はボタンひとつで簡単に画像を見ることが可能なため、比較読影が簡単にできます。つまり、患者さんの待ち時間軽減にもつながる診断が期待できます。

放射線室理念

  1. 技術の向上に努め、より質の高い画像情報を提供します。
  2. 安全に検査や治療を行うよう心がけます。
  3. 放射線被曝低減に努めます。

CT・MRI検査の予約について

 有田市立病院ではCT・MRI検査について、他院様からの紹介を受け付けています。
受付時間 午前9時~午後4時
*詳しくは下記ページをご覧ください。

写真:放射線室受付