リハビリテーション室

スタッフ

理学療法士:12名
作業療法士:4名
言語聴覚士:1名
リハビリDr:1名
看護師:2名
リハビリ助手:1名

理学療法

 理学療法は、病気やケガ、運動不足で生じた運動能力の低下に対し、運動療法で筋力・関節機能を向上させ、物理療法(ホットパック・超音波・電気刺激療法、等)によって、痛み・循環の改善を図ります。寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行等の基本的な動作練習・指導を実施させていただきます。

 また、脳梗塞後や骨折後のリハビリテーションに加えて、心臓リハビリテーション・がん患者リハビリテーションも実施しています。
 心臓リハビリテーションは心疾患を有する対象患者様に対して、医師・看護師・理学療法士等が必要な検査・評価(心肺運動負荷試験等)を行い、患者様に適した運動強度・時間で訓練を施行し、心肺機能の改善・運動耐容能の向上を図ります。また、チームで連携をとりながら食事や喫煙等の生活習慣についての指導も行っております。
 がんリハビリテーションは、がんと診断された患者様に対し、医師・看護師・リハビリスタッフ等がチームを組み、病期・病状に合わせたリハビリテーションの提供を実施しています。患者様1人1人の状態に合わせた個別性の高いリハビリテーションを提供するとともに、本人、ご家族の要望や相談も伺いながら、チーム全体で方向性を見出します。可能な限り筋力低下を抑え、日常生活動作能力を維持・向上できるようチーム一丸となってリハビリテーションを進めさせていただいております。

作業療法

 作業療法は、その人が活き活きとした生活が送れるよう、仕事・遊び・日常的な生活行為などさまざまな「作業」を通して、「こころとからだが元気になる」リハビリテーションの技術です。
 脳血管障害後・骨折後の治療、トイレ・食事・着替えなどの日常生活での動作、手工芸の余暇活動など、その人らしい生活を送れるように手助けしていきます。また、手すり設置などの住宅改修・その人に合った車椅子など福祉用具提供・自助具の作成などをアドバイスしていきます。

言語療法

 言語療法は、食べる、話すなど誰もがごく自然に行っていることが、病気や加齢などが原因で、うまく飲みこめなかったり、話しにくくなることがあります。このような問題のある方々の回復をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援いたします。
 当院では、嚥下障害(飲み込みに問題がある)の方が多く、口からうまく食べられない方がたくさんいます。そのような方に対し嚥下機能(飲み込みの能力)を評価し、適切な栄養方法や食事形態などを検討、提案しています。また誤嚥性肺炎予防のために口腔ケアなどのアプローチも実施させていただいております。

写真:リハビリテーション室1 リハビリ(1)
写真:リハビリテーション室3 CPX

対象

入院リハビリ

 整形外科疾患、脳血管障害、心臓血管疾患の患者様や、肺炎や外科術後などの入院で療養上の安静による筋力低下等で日常生活が困難になった患者様が対象になります。

外来リハビリ

 当院通院中の患者様でリハビリが必要な方、もしくは、他院からの紹介でリハビリが必要と診断された方が対象となります。また当院退院後、リハビリの継続が必要な方が対象になります。

診療形態

 入院リハビリ:診療時間8時30分~17時30分
 外来リハビリ:予約制(受付時間8時30分~11時30分) 診療時間8時30分~12時

設備

  • 超音波
    マイクロマッサージで、損傷した筋肉等の修復を図ります。
  • 牽引(けんいん)
    背骨(首・腰)の関節が狭くなって圧迫している神経を、一時的に牽引し離開することで痛みの緩和や周辺の筋肉をストレッチします。
  • 電気刺激治療
    電気刺激により、筋力低下やマヒのある筋肉の活性化や、痛みの緩和をはかります。
  • ホットパック
    温熱パックで表面から患部を温めます。
  • メドマー
    浮腫(いわゆる、むくみ)のある手足を、リズミカルに圧迫して循環を改善します。
  • 渦流浴
    渦流を伴うお湯の中で、患部(手や肘)を動かす練習をします。
  • その他
    各種運動療法機器・作業療法機器